Further Groove Reminders

刻むグルーヴ、たまに思い出す。

気高く去れ、アルビオン ( v West Bromwich Albion )

アルビオンと名のつくこのクラブには関心を隠せない。

なぜなら名古屋グランパスのホームスタジアムがあるのは名古屋市瑞穂区。瑞穂とは日本の雅名であり、アルビオンもまたブリテン島の雅名である。

(日本の雅名は敷島とか扶桑とかも有るけど、最近はネトウヨに汚されていて気分が悪いね。)

 

そんなアルビオンは最下位で、スパーズ相手に3ポインツとっても他会場次第では降格が決まる。

ムーア暫定監督のもと、リヴァプールに引き分け、マンチェスターUには勝っており侮れない印象が有った。

試合では、スパーズが相変わらず下位相手にはしっかりボールを支配して進める。耐えるアルビオンは基本的にペナルティエリア付近に選手が固まる。

攻め疲れではないんだけれど、正直、見ていて眠くなってしまった。攻めれども得られぬ得点。

睡魔を破ったのはなんとアルビオンの得点であった。カウンター、セットプレイに対する集中力の違いがモノを言った。これから沈みゆく立場に有りながらも、気高く去ろうとする気概に溢れている。

勝つしか道がないアルビオンに対して、スパーズがトップ4目標だけど少し変な余裕が出てしまっていたかもしれない。

 

結局、当日に降格が決まったアルビオン。しかし、試合後の観客の喜び大爆発は降格するクラブとは思えない。ムーア暫定監督は月間最優秀監督を受賞したし、継続を求める声や選手の契約延長の話が試合中に紹介されていた。目先の降格は仕方がないが、長い目で見ている。歴史の深さを感じた。

 

ムーア暫定監督は月間賞を得ていたけど、有色人種で成功した監督はどのくらいいるのだろう?パッと思い浮かぶのがフランク・ライカールト氏くらい。