Further Groove Reminders

刻むグルーヴ、たまに思い出す。

△ ( v UC Sampdoria )

引分けのことではない。

この試合の解説である清水範久さん曰く「三角形を作るのが早い」とナポリを評してた。

ナポリのボール保持が美しいと芸術品を愛でるくらいの気持ちで見ていたが、「成る程」と合点がいった。

三角形を作ることでボール保持者は常に複数の選択肢を持てる。かつ、三角形の外の選手が絡むことによって選択肢は増える。

常に頂点が入れ替わり続ける三角形が、目的を持って動くことをやめない。見惚れてしまうわけだ。まるでロンドを繰り返すよう。

さらに言えば、三角形の頂点たちは常に自らボールに関与する。そこには確固たる技術と、それを土台にした自信と勇気が感じられる。「明日も仕事頑張ろう」という気分にさせられる。

 

自陣でのプレスをかわすパス回しがヤバイ、という触れ込みでナポリを観たが、正解だった。自分なりにも、前線からのプレスに発見が有ったし、サッカー観ているのが楽しくなった。

ナポリには感謝している。