Further Groove Reminders

刻むグルーヴ、たまに思い出す。

誰も望まない意思決定を受けて

試合が始まる前に考えをまとめる。 4月の監督交代は誰が望んだのか?ハッキリしたことは分からぬまま本大会までやってきた。 組織の意思決定は難しいということを感じている。 核戦争一歩手前まで迫ったキューバ危機や、人間関係や作戦遂行が目的化して撤退…

2017-18 UEL / UCL Final

UCL

マルセイユの2ndと、レアルの1stはぼんやり見ていると同じ気がしてくる。 ・UEL アトレティコ・マドリーのことを堅守とは頻繁に聞く。 シーズン通して見てみれば数字に現れ「成程、堅守!」と合点がいきそうなところである。 しかし、この日が初見と言っても…

91pts ( v FC Crotone )

ボール支配率は71%、の割にはボコボコ得点ができるわけではなく、失点も有り最小得失点差で試合は終了。シーズンも終了。 積み上げたポイントは91。 Jリーグを見慣れていると70超えれば優勝できるんだけど、4試合多いとは言えコレはすごい。しかも、これで2…

内容に対して後味の悪いことこの上ない ( v 柏レイソル)

今季この上ないくらいの出来にも関わらず負けた。 吹っ切れたなあ、という印象。しっかり人数をかけてパスを回して相手陣内の深くへ進む。積極的にボール関与を続ける玉田選手や、時折下がってボールを受けるシャビエル選手の働きが目を惹く。ボールホルダー…

△ ( v UC Sampdoria )

引分けのことではない。 この試合の解説である清水範久さん曰く「三角形を作るのが早い」とナポリを評してた。 ナポリのボール保持が美しいと芸術品を愛でるくらいの気持ちで見ていたが、「成る程」と合点がいった。 三角形を作ることでボール保持者は常に複…

遠い記憶 UEFAカップ( v Leister City )

トッテナムを初めて意識的に観たのは06-07シーズンのUEFAカップ ラウンド16である。対戦相手はSCブラガだった。 大学を卒業する前にひとりで海外旅行に行こうと選んだのはロンドンで、現地へ行ってスケジュールが合ったというのがこの試合を選んだ理由である…

他人行儀 ( v Vファーレン長崎)

J2で長崎相手に負けなかったが、アウェイでの試合は自動昇格が遠のいたという感情になったので決して良いイメージは無い。 しかし、引き分けふたつを挟んだこの試合こそ勝ちたい気持ちは有った。 ハードワークも、ピッチ上での臨機応変な工夫も、劣勢での振…

劣勢のレッスン ( v 横浜Fマリノス)

いっきにスタイルをかえたとういう横浜Fマリノス。 名古屋だって伊達に手段としてのポゼッションを一年続けいたわけじゃない。真っ向勝負、いざ望まん。 なんて意気込んでいたけど、圧倒的にボールを持たれてしまっている…。 このチームが始動して、公式戦で…

足りないふたり ( v Newcastle United )

失礼なタイトルだが、この試合で先発した中盤コンビを悪く言いたいわけではない。 負傷の癒えないデンベレ選手に加え、ダイアー選手も先発を退いた。変わる中盤の選手はワニアマ選手とシソコ選手。 パスに重点が置かれている前者ふたりに比べて、どうなるん…

気高く去れ、アルビオン ( v West Bromwich Albion )

アルビオンと名のつくこのクラブには関心を隠せない。 なぜなら名古屋グランパスのホームスタジアムがあるのは名古屋市瑞穂区。瑞穂とは日本の雅名であり、アルビオンもまたブリテン島の雅名である。 (日本の雅名は敷島とか扶桑とかも有るけど、最近はネト…

恐怖を克服することの難しさ ( v Fiorentina )

開始直後にクリバリ選手が退場となる。当初は警告止まりも、ヴィデオ アシスタント レフリーを使ったら退場と判断された。そこまで危険なプレイであったかは疑問が残る。 問題はその後。 ジョルジーニョ選手に替わってトネリ選手が入る。CB2人体制は変わらな…

ソン・フンミンと南北会談 ( v Watford )

試合に対してはいつも通り。ハイプレスがかなりハマっていたスパーズ。 気になる点は、速い相手FWの対応でヒヤッとしたのと、ペナルティエリア内に押し込まれたシーンがあったこと。 もうひとつ挙げるとすればソン・フンミン選手の出来である。 この試合はあ…

Kimochi(v FC東京)

近場だったにも関わらず現地に行けなかった。家庭の事情だ、仕方がない。 目下7連敗中である。少しでも早く、リーグ戦で結果を出し反転攻勢に移りたい。とは言え、結果を出すだけなんて求めていない点が話を難しくしている。 試合の全体像としては東京のライ…

I still haven’t found what I’m looking for (v 清水エスパルス)

ジョー選手にボールが収まる。落としたボールを他の選手が拾う。止める。蹴る。 止める時間、長くない?などと思った。 所謂、「目が合う」ための時間なのだろうか。 しかし、この時間に寄せられちゃうし、中央の状況も変わっているんだよね。 この試合でジ…

猫の噛み方 (Roma v Barcelona / UCL quarter final 2nd leg)

UCL

特に何が凄いのか全然覚えてないんだけど、ナポリとユヴェントスの試合は両者のこの試合にかける思いの違いが結果に現れた。 鼻息荒くなっちゃった。 チャンピオンズリーグのローマ対バルセロナも、凄い良いと評判を聞き録画した。 (フジテレビ、ありがとう…

異なる風景、繰り返す歴史 (v Manchester United / FA Cup semi final )

FAカップは普段のプレミアリーグとは異なる趣。やや古いというか、商売気が薄めというか。スタメンの表示も2000年代を思わせる雰囲気。 客席も然りで、プレミアのお客さんに比べて騒がしい。セミファイナルの熱気故か、ウェンブリーは喧騒に身を浴していた。…

屁理屈のひとつでも(v ヴィッセル神戸)

神戸は大変オーガナイズされた、質の高いチームだった。 何よりもボールの奪いどころが明確。名古屋の選手の止まったところを見逃さずにプレッシャーをかけ、イーブンになったボールをまた別の選手が回収する。 名古屋のプレッシャーに全く連動が見られなか…

週末のフットボールとカルチョ(4月第3週)

トッテナムはマンチェスター・シティと、ナポリはACミランと、ともにビッグクラブとの試合。 普段はボールを支配するトッテナムも、マンチェスター・シティにはそうもいかない。 前半は「マジかぁ…」ってくらい自陣ペナルティエリアに貼りつくことに。 デン…

敗れざる者たち( v 鹿島アントラーズ)

沢木耕太郎の「敗れざる者たち」に収録された榎本喜八のルポが大変印象に残っている。 4打数4安打でも不満、無安打でも納得できるバッティングができていれば満足していたという。 鹿島での名古屋グランパスは榎本喜八みたいだった。 ボール支配率は60%を超…

荒療治にも程が有る(v ベガルタ仙台)

深堀選手が今季初めての先発を飾り、ジョー選手がベンチに控えていた。 練習の様子や発言からすると、裏への意識を高く持っている。先日の鳥栖戦でも裏に抜けて良い形でボールを受けていた。あとは運動量も期待したいところである。 始まってみると良い形で…

底力を見た(v ChievoVerona)

ナポリはディアワラ選手、トネリ選手という二人の選手が入った。怪我人の影響による編成に、固定メンバーの疲弊が見えた。 しかし、この二人が最終的に仕事をした。チームとしての底力を見せてくれた。 後半のコーナーキックでトネリの良いシュートが続く。…

チームとしての意志 ( v Chelsea / v Stoke City)

チェルシーとの試合で、ダイアー選手のロングボールを絶妙トラップしたデレアリ選手が決勝点をあげる。テクニックが詰まった得点にいたく興奮した。 他にも小気味好いパス回しは足元のうまさが垣間見え、さすがピッチに立っている選手だけあると思わされた。…

球際のためのマインドセット(v 北海道コンサドーレ札幌)

ボールを保持することはあくまで手段である。それが目的となるとサッカーではなく、また別の競技となる。 黙っていてボールが足元に転がってくれるのであれば、何も文句は無い。しかし、対面の相手もボールを保持し、ボールを前に進め、ゴールライン中央の範…

クラブの歴史は設立年ではない( v サガン鳥栖)

鳥栖がJ1上がってきた時、「すぐに居なくなりそうなので早く鳥栖のスタジアムに行かねば」と思っていたうちに、すっかり定着し、やがて訪問の優先度が落ちていた。 そうこうしている間にこちらが二部落ち。 再び相まみえるが、豊田選手はおらんのね。 鳥栖が…

週末のフットボールとカルチョ(2018年3月第3週)

フットボールはカップ戦でスウォンジー・シティと、カルチョはリーグ戦でジェノアとそれぞれ試合だった。 スパーズはデンベレ選手、ナポリはハムシク選手がいないと迫力に欠ける。 中盤の選手ということは共通しているけれど、後方からの組み立てが得意な前…

社会人1年目は博多

一人暮らしと言えば中野なんだけども、社会人一年目を過ごした博多は、時間の割には思い出深い。 配属はどこでも良いし、せっかくなら名古屋か東京以外でも構いません。 なんて言ったら博多に配属された。 会社が用意した部屋は親子3人でも住めるような広さ…

シーズン序盤の楽観(v 川崎フロンターレ)

ドリブル多かったなあ。 それだけパスコースを消されていたんだろう。 ショートパス回すのはあくまで手段だから、それほど問題視はしないけど、ドリブルよりは速くて確実だし、ドリブルはアクセントとしての意味合いが強い。 和泉選手がドリブル過多な印象だ…

3つのフェーズが同居するスカッド(v サンフレッチェ広島/リーグカップ)

例によってルヴァンカップは観ていない。そのせいか、試合後会見での風間監督の発言は大変目を惹く。 https://inside.nagoya-grampus.jp/inside/detail/index.php?sid=78&cid=102 プロのチームは教育、強化、戦いが有ってそれをひとつのチームでやるとのこと…

papabubble

今週のお題「ホワイトデー」 お題が有ったので書こう。 ホワイトデーにしろヴァレンタインデーにしろ、「男の子の日」「女の子の日」みたいに大人になってもお節句をやってるみたいであまり良い印象が無い。 何よりも性別による非対称性が疎ましい。 GODIVA…

ラジオの温もり

3/11は時間になったら黙祷をしようと思っていたが、いつもと生活リズムが変わった息子と遊びに出ていたら、すっかり忘れてしまっていた。 夜になってテレビを観ながら、形ばかりの復興や、出口の見えないような廃炉作業を思い、2011年にガラッと変わった状況…