Further Groove Reminders

刻むグルーヴ、たまに思い出す。

Kimochi(v FC東京)

近場だったにも関わらず現地に行けなかった。家庭の事情だ、仕方がない。

目下7連敗中である。少しでも早く、リーグ戦で結果を出し反転攻勢に移りたい。とは言え、結果を出すだけなんて求めていない点が話を難しくしている。

 

試合の全体像としては東京のライン裏狙いと、的確なプレッシングに屈したと考えて良いだろう。

やはり、前節で感じた「止める瞬間で考えてしまう」様子は変わらない。まだまだ、出来上がっていないのである。

鳥栖との試合くらいまではシャビエル選手個人のアイディアでの打開が見えたのだが、チームの熟成を取ってか抑え気味だ。これが本人が意図していない、すなわち打開策を表現できないだとするとかなりマズい…。

のんべんだらりとしたリズムの中で変化は生まれず、相手守備は余裕の持った対応ができる。

 

当のシャビエルは時に猛然とプレッシングを行うし、前節ではボールキープに入った鄭大世選手を突き飛ばすようなシーンも見えた。これは見ていてカードを覚悟するほどだった。

ホーシャ選手しかり、ワシントン選手しかり、元セレソンジョー選手だって気持ちを入れたプレーが重要であると口にしている。

得点者がブラジル出身者だけなのでなおさら思ってしまうのだが、他の選手に対して「気持ち足りなくない?」などと感想を抱いてしまう。

恐らくピッチに入っている時点で足りないわけはない。気持ちを表現できない。

ブラジルの選手たちの気持ちを表現できている。だけど1〜2年在籍の選手に対して、周囲への影響力を求めるのは甘えがすぎる。

となると、今となって田口泰士選手の不在がとても重いトーンで影を落とす。技術面でも、クラブ在籍期間でも、チームを引っ張ることができる唯一無二の存在になってしまっていた。技術も、気持ちも表現できる選手にやすやすとお別れすべきではなかったね。

 

ピッチ上に羅針盤となる選手はいない。よって、長期的な視野でチームを見守り続ける我々が羅針盤として、進むべき方向を示さねばならない。

「大丈夫だ。間違っていない。気合入れろ。いつもついているからな」

結果が出ないと現場はしんどい。私たちは少しだけ離れている。長い目で見て選手の背中を押す。それに尽きる。

 

この日は秋山選手の単独でのドリブルから良い形が有り、そこから良い時間帯が見られた。

気持ちを見せることは、己の長所を見せることでもある。長所を見せれば、周りの選手もそれを使いたくなるはずだ。

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