Further Groove Reminders

刻むグルーヴ、たまに思い出す。

チームとしての意志 ( v Chelsea / v Stoke City)

チェルシーとの試合で、ダイアー選手のロングボールを絶妙トラップしたデレアリ選手が決勝点をあげる。テクニックが詰まった得点にいたく興奮した。

他にも小気味好いパス回しは足元のうまさが垣間見え、さすがピッチに立っている選手だけあると思わされた。

一方でチェルシーは、「アザール選手うまい」「ウィリアン選手すごい」というのは有るんだけど、個人の良さしか出てこない。偶然にも個人能力の高さが100%発露されました、というタイミングを待つしかないような状態だと思った。

あるべき姿としては、個人の良さを組み合わせることによる目的完遂であろう。高い個人能力を引き出すために、別の個人の能力を使う。そこには意志が介在している。

この意志は大変魅力的である。自分の意のままにならないものを扱う全てに当てはまるかもしれない。

 

翌週のストークとの試合は、そんな「意志」が両チームでまったく異なる表現として現れた。

「放り込みは面白くない」とは聞くんだけど、あまりそう感じたことが無い。恐らく、「意志」が有るものを目にしてきたのであろう。むしろ放り込みの方が、「意志」は明確なのかもしれない。

トッテナムとストークの違いはまさにスタイルウォーズで、熱いものがほとばしる好ゲームであった。こういう試合をもっと観れたら良いのになあ。